2018年04月23日更新

高血圧とはよく聞く言葉です。
しかし実は詳しくわからないという人が多いのではないでしょうか。

血管内の受容体や心臓や自律神経によって正常に保たれている血圧が、運動をしたり、ストレスを感じることで一時的に上昇します。
日々の行動に応じて変動している血圧なのですが、平均的に高くなっている状態が「高血圧」なのです。
だからといって健康にどのような関係があるのか分かっている人は少ないです。

ここでは、高血圧とはどのような病気なのかという基本についてまずご説明します。
それに対しての治療法として生活習慣の改善という方法と、「降圧薬」を利用して治療する方法についてご紹介させていただきます。
血圧が気になっている方は是非参考にしてください。

高血圧とはどのような病気?

そもそも「血圧」とは一体何なのか、から説明していきます。
体の中には血管が隅々まで張り巡らされていて、それによって酸素や栄養素ホルモンなどを体全体に運んでいます。
また同時に体の隅々で発生した二酸化炭素や老廃物を回収する役割も担っているのが血管です。
この血液を送り出しているのが心臓です。
体の隅々に血流を送り届けていて、日々休まずに働いているから血液は滞りません。

酸素を血液がポンプの役割果たし、心臓の力によって全身を巡っていきます。
血液の圧力を示す「血圧」とは、心臓から大動脈へ血液を送り出した時に血管の内側の壁に加わっている圧力のことなのです。
血管の位置によって差異が若干生じますが、一般的には上腕動脈の圧力を測ります。
その圧力が一定だからこそ、血液は体の隅々まで行き届くのです。

高血圧はどんな症状か

ストレスを感じる女性私たちの血圧は体を動かしたり突然寒さを感じたりした時に上昇します。
これはまたストレスがかかったり緊張の場面などで血流が多くなり、血圧が上がるのです。
しかしこうした血圧が一時的に上昇しただけでは高血圧とは呼びません。

高血圧とはリラックスしている正常状態にもかかわらず、圧力が高くなってしまっている状態のことなのです。
高血圧は血管に常に強い負担がかかってしまっている状態のことを言います。
血管を血流が常に押している状態のことを言うのですですから、高血圧ですと血管の内壁が傷ついたり柔軟性がなくなり硬くなりやすくなるのです。
強い圧力がかかっているのだから当然ですね。

高血圧をそのままにしていたらどうなるのか

こうした高血圧の状態を何の対処もせずにいると動脈硬化を促進します。
しかしそれだけではなく脳卒中心疾患や慢性の肝臓病など重大な病気につながる可能性もあるのです。
最近の研究では脳卒中は高血圧の影響が大きいことが、男女問わず明確になってきていることも話題になっています。

併発しやすい病気その1:脳卒中
脳卒中の他にも脳梗塞や脳出血や、くも膜下出血などを起こす可能性が高いです。高血圧によって最もリスクが高くなるのか脳卒中です。最高血圧が10上昇すると脳卒中のリスクが20%近く高くなることが分かっています。脳卒中は死に至りやすい病気でもあり、たとえ命に影響はなくとも運動障害、言語障害を起こす可能性があります。そうなると長期のリハビリが必要となります。
併発しやすい病気その2:心疾患
続いて高血圧がリスクを高める病気は心疾患です。最高血圧の方が10上がると心筋梗塞や狭心症を起こす可能性が15%近くも高くなるのです。
併発しやすい病気その3:慢性肝臓病
血圧が高いと肝臓に大きな負担がかかってしまうことも分かっています。

生活習慣の改善と降圧薬の治療どちらも大切

高血圧は自覚できる病気なのでしょうか。
放置していると先に見たように様々な病気を併発する恐ろしい病気ですが、高血圧はしかし一方で自覚しやすい病気です。
痛みといった症状ではありませんが、血圧の測定が簡単だからです。健康診断などでも判断できます。

血圧が高めと判明したら早めに受診することをお勧めします。
治療が必要なレベルなのか、原因は何か、などについて知ることが肝心です。

また高血圧は年齢とともに起こりやすい病気です。血圧は年齢と同時に高くなっていきます。
日本では30代、40代でほとんど半分の人が高血圧と言われています。

問題なのはこの世代の方たちはまったく治療を受けていないこと。
高血圧の状態を長時間放置しているのが良くありません。そのせいで脳卒中心筋梗塞を起こす可能性もあります。
若い人は自分が健康だと自負しがちなので早めに受診することをお勧めします。

改善すべき生活習慣

高血圧の原因は環境要因が高いと言われます。
なので高血圧患者がいたら、必ず生活習慣の改善を行うのです。
特に問題なのが食塩の過剰摂取です。これは血圧上昇に強く関連していることです。
そして減塩を行うことによって血圧が下がる効果ははっきりと証明されています。

様々な大規模臨床試験を行いその結果からはっきりと示され、高血圧の方には強く推奨されています。
特に日本は食塩をよく使う食べ物が多いです。1日10グラムは平気で食べていますが、減塩目標値は6Gなのです。

野菜と果物また野菜や果物や低脂肪乳製品などの食事摂取を勧められます。
高血圧の治療に効果的な食事教育指導をするのです。
しかし日本には資料として推奨されているものが乏しいので、食事バランスガイドなどを参考にして指導が行われます。
ただしすでに肝臓に重篤な障害を負っている人の場合は高カリウム血症が起こるためこの方法は勧められません。

他の生活習慣の改善は運動です。
しっかり運動を行うことによって血圧の低下に良いと言われます。
有酸素運動を中心に毎日30分以上目標に運動を行うことが進められます。

またお酒を控えるようにも言われます。
エタノールで言えば男性は30ミリリットル以下に抑え、女性は20ミリリットル以下に控えるように指導を行うのです。
またタバコも控えるように言われます。
突然生活習慣を改善するのは大変ですが、少しずつ行なっていくようにメニューが組まれ指導されるのです。

降圧薬を使った治療もあります。
主な降圧薬には4種類あり、それを使って血圧の高血圧の治療を行っていくのです。
これは次に見ていくことといたしましょう。

4種類の第一選択薬の紹介

薬にはいくつかありますが「高血圧治療ガイドライン」で患者に合併症などがない場合は第一選択薬として四つが指定されています。
一つ目はカルシウム拮抗薬、二つ目はARB、三つ目はACE阻害薬、四つ目は利尿薬です。
それぞれについてみていくことといたしましょう。

カルシウム拮抗薬とは

血管を収縮させる原因はカルシウムイオンです。
そのカルシウムイオンが血管内に入り込んでしまうのを抑制して血圧を下げるのです。
副作用が少ないので第一選択薬として選ばれることが多いです。

他の薬に比べてカルシウム拮抗薬の副作用は少ないです。
しかし頭痛や顔のほてりや動悸などが起こることがあることを注意しましょう。
フラノクマリン類が含まれている柑橘系グレープフルーツジュースなどを飲むとこの薬の効果をかなり強めてしまうので注意しましょう。

ACE阻害薬

ACE阻害薬とはアンジオテンシン変換酵素阻害薬です。
アンジオテンシン1という成分が血圧を上昇させる作用を持つアンジオテンシン2に変換してしまいます。それを防ぐ薬なのです。
古くから使われている薬ですから実績も多いと言えるでしょう。主なACE阻害薬としてはコバシルがあります。
副作用はから咳が起こることがあることです。これが嫌で途中でやめてしまう人も多いです。
しかし高齢者に対しては食べ物が誤って気管に入ってしまうことを防げるのであえてACE阻害薬を選ぶこともあります。

ARBとは正式名称はアンジオテンシンII受容体拮抗薬

アンジオテンシンIIは血圧を上昇させる働きがあると申しましたが、ACE阻害薬がアンジオテンシン2に変換させることを防ぐ薬だったのに対し、ARBの場合はアンジオテンシンIIの働きを抑制する薬なのです。
ACE阻害薬と働きが似ていますが副作用はありませんのでACE阻害薬の副作用が問題となっている場合は、ARBに切り替えるのが一般的です。
ただしARBの方が価格は高いです。

利尿薬

血液中の水分を尿として排出する薬です。それによって血圧が下がるのです。
何種類かありますが、降圧効果が高いのはサイアザイド系利尿薬です。こちらが第一選択薬として使用されます。
ループ利尿薬のラシックスもありますが、こちら第一選択薬としては使用されていません。

しかし慢性の肝不全患者にも使用できるという利点があるため保険は適用内です。
アルドステロン拮抗薬と言われる利尿薬もあります。
降圧作用はそれほど強くありません。しかし併用することで低カリウム血症が起こりにくくなるのです。
また心臓や肝臓に対しても保護効果があると言われています。

β遮断薬

β遮断薬は以前まで第一選択薬に含まれていましたが、2014年に第一選択薬からは外されてしまいました。
さまざまな理由を考慮した結果、外されましたですが、β遮断薬が悪いということではありません。
心不全や狭心症、心筋梗塞後の患者には有効な降圧薬とされています。
β遮断薬には、テノーミンやインデラルなどがあります。
インデラルのジェネリック医薬品は価格も安く、個人輸入代行の通販でも購入が可能です。
病院へ行くと、診察代などがかかってしまいますが、通販で注文すると経済的で、なおかつ病院へ行かずに手に入るためお手軽です。
使用したことがある薬は個人輸入で購入するのもいいでしょう。